【マズローの5段階欲求】幸せな人生とは何か?

どーもパブロ(@culionlifehack1)です。


突然ですが、今あなたが達成したい目標や目的はありますか?


お金持になること
有名になること
ビジネスを立ち上げること


人の数だけ目標があると思います。
ではもう一度、あなたの胸に手を当てて、聞いてみてください。


あなたは本当にその目標が達成できたら幸せですか?


私の周りで30代で投資に成功し、1億円以上以上の資産を手にした人は『口座の数字が増えただけで、全く幸せには関係がなかった』と言います。


一方で、サラリーマンとして家族を養いながら、30歳からウルトラマラソン(100km)の日本代表を目指している人は多忙ながらも、『今の人生が楽しくて仕方がない』と言います。


この2つの事例における満足度の違いはなんでしょうか?
そのヒントになるのが有名な『マズローの5段階欲求説』です。


ここでは、あなたが本当に豊かな人生を歩むために知るべき自己実現の原理について紹介します。



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『マズローの5段階欲求説』とは何か?

提唱者のアブラハム・ハロルド・マズローはアメリカの心理学者で1943年に発表した論文「人間の動機づけに関する理論」のなかで『欲求5段階説』を説きました。


『欲求5段階説』は『人間は自己実現に向かって絶えず成長する』という前提のもと、欲求を5つの段階に分類しました。

マズローの5段階欲求


下から上に向かうほど、高度な欲求であると言えます。
この5つが人間の根源的な欲求であるならば、より高度な欲求を満たすことは人間が生きる意味そのものだと言い換えることが出来るかもしれません。


それではひとつずつ見ていきましょう。

生理的欲求

食事・睡眠・排泄など生きる上で生命維持に必要な欲求です。
人間以外の動物がこのレベルを超えることはあまりないとされています。


大病を患うなど自分の生命の向き合った経験がある方は、よりリアルにこの欲求を感じられるかもしれません。
また複数の異なる宗教に断食など共通した慣習があるのも、このような生命本来の欲求を律する意味を、自然と感じているからかもしれません。

安全の欲求

広義の安全、安定性を求める欲求です。
単純な身体的安全性に加えて
『将来のためのお金が欲しい』
『健康になりたい』
『生活水準をあげたい』
など将来に渡って安定を求める一連の行為が含まれます。


一般的には多くの人が、このレベルの欲求はある程度満たしていることが多く、真の意味で安全欲求を人生の目的としていることは多くはありません。

社会的欲求(愛の欲求)

社会に必要とされたい、自分の役割を見つけたいという欲求です。
これまでの2つと違って、物理的なものでは満たされない内面的なものになってきました。


この欲求と実際の環境とのギャップが大きくなると鬱や、孤独感など現代社会でも取り上げられるような問題が生じるようになります。

承認欲求

自分の価値を他者から認められ、尊重されることを求める欲求です。
私の知り限り、この次元の欲求を満たせている人は一気にいなくなります。


言い換えれば、ほとんどの人が、地位や名誉、他者からの注目を浴びたいという動機によって行動を起こしていると言えます。


ビジネスの多くがこの『承認欲求を満たしてあげる』ことでうまくいくのも納得ができますね。


この欲求にはさらに2段階のレベルがあります。
低いレベルの欲求は、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などを得ることによって満たされます。


高いレベルは、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ることで満たされ、他人からの評価よりも、自分自身の評価が重視します。


この欲求が満たされないと、劣等感や無力感などの感情が生じます。
社会人で仕事の悩みを感じている人はほとんどの原因がここにあるのではないでしょうか?

自己実現の欲求

以上4つの欲求が満たされても、最後には『自分の納得した姿』が達成できていなければ、新たに生まれるのが『自己実現の欲求』です。


マズローはこの段階に達すると、これまで積み上げた欲求や条件を失ってでも、『自己実現を達成したい』と感じ始め、すべての行動の動機が、この欲求に帰結されるようになると指摘しています。

第6の欲求

マズローは晩年さらにもう一つの欲求があると発表しました。
それが『自己超越の欲求』です。

自己超越の特徴の一部として以下を挙げています。

  1. 他者の不幸に罪悪感を抱く
  2. 創造的である
  3. 謙虚である
  4. 聡明である
  5. 多視点的な思考ができる

マズローによると、このレベルに達している人は人口の2%程度とのことです。
確かに、言葉尻だけを見ているともはや神の領域かもしれません。

完璧に欲求を満たす必要はない

ここで覚えておきたいのは上位の欲求に移行する際には、現時点の欲求を100%満たす必要はないことです。
マズローによると、生理的欲求(85%)、安全欲求(70%)、社会的欲求(50%)、承認欲求(40%)、自己実現の欲求(10%)程度の達成が目安になるようです。

欠乏動機(欲求)と成長動機(欲求)

マズローは欲求5段階説を発表後に「欠乏動機」と「成長動機」についても発表しています。
マズローの5段階欲求

欠乏動機(欲求)

生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求、承認の欲求はこれに該当します。
欠乏動機とはこれが満たされていないと不満が発生する要因のことです。

想像して見てください。
多くの人が不平不満を言っている時は、大体その理由に、『欠乏動機』が存在します。


自分には存在意義がない
頑張っているのに認めて貰えない


これらの問題は全て物理的、精神的に外部の環境に依存されているために発生する問題です。
つまり『自分のための人生を歩めていない』のです。


ほとんどの人が悩んでいる問題ですが、こんなことにあなたの人生を費やすことはもったいすぎると思いませんか?

成長動機(欲求)

自己実現の欲求が該当するもので、成長すること自体があなたの幸福、目的に繋がります。
欠乏動機はある程度満たされると、不満は無くなりますが、幸福感には至らないでしょう。


一方、成長動機によって行動をしている人は、幸福感や満足感が高いです。
つまりこの『自己実現』を通じて、初めて人間は本当の幸福を感じることができるのです。


しかも、成長動機にはゴールがないため、どこまでも理想の自分を追い求める中で、人生の幸福感を満たして行くのです。


行動の動機が自己実現に向かっている人は先ほどの欠乏動機と異なり不満がありません。
周囲に何を言われようと、プラスの方向にしか思考が向かないはずです。


その目的に向き合っていること自体がワクワクして仕方ないからです。

まとめ

今、冒頭の事例を振り返ってみると『一億円を得た人』『マラソンをする人』になぜ満足感の違いがあるのか説明ができるのではないでしょうか?


マズローの法則を考えるときに、私は良くスポーツ選手を想像します。
例えば、偉業を達成しても尚、挑戦を続けるプロ野球のイチロー選手。
体力が衰えても挑戦し続けるサッカーの三浦カズ選手


彼らのモチベーションがどこにあるのか?
彼らはマズローの5段階のどのステージにいるのか?


なぜ私たちはスポーツ選手に憧れ、夢をみて、応援したくなるのか?


その答えが、マズローの5段階にある気がしてなりません。
現代社会の中では欠乏欲求を満たすだけでもとても大変なことです。


先ほどの述べて通り、100%の承認欲求を満たす必要はありません。
むしろ、世の中の全ての人に、知られ讃えられることは不可能です。


だからこそ、思考を少し切り替えて『自己実現』の世界に飛び込むことが大切です。


最後に、改めて質問をします


あなたは今、達成したい目標やも目的はありますか?


あなたは本当にその目標が達成できたら幸せですか?



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