どーもパブロ(@culionlifehack1)です。
人生経験を基に月間10万人に読まれる当ブログを運営する、副業サラリーマン。
あなたは『ハロー効果』という言葉を知っているでしょうか。
ハロー効果とは、ある一面に優れた特徴があると、他の側面にまでその評価が影響してしまうという心理学の一種です。
ここで1つお伝えしなければならないことがあります。
実は上の冒頭の自己紹の文章は(ほぼ)嘘です。
しかしあなたは、このページを開いた瞬間よりも、冒頭の一文を読んだ後の方が、記事の内容を信頼できると感じたのではないでしょうか。
これが正しくハロー効果です。
私の年収やブログの知名度と、この内容があなたの役に立つハロー効果の内容であることは本来一切関係がありません。
しかし多くの人は、私が大手企業に勤める優秀なサラリーマンであることを理由に、『この記事もきっと素晴らしい内容だ』と思い込んでしまうのです。
今、まさにあなたが体験したハロー効果は、日常の様々な場面に影響を与えています。
ここではビジネスや生活の中で発揮されるハロー効果について、紹介していきます。
ハロー効果はとは何か
心理学者エドワード・ソーンダイクが1920年に書いた論文の中に登場した概念です。
その中ではハロー効果は、ある対象を評価するときに、目立ちやすい特徴に引っ張られて別の特徴の評価が歪められる現象のことだと定義されいます。
同意語として光背効果、後光効果とも呼ばれています。
①先ほどの様に私の『肩書き』『収入』によって、この記事の内容の信憑性に影響が出ること。
②初めて会った人に『この人、仕事ができそうだな』などと外見で判断してしまうこと
これらはすでにハロー効果のバイアス(偏り)が発生している状態と言えるでしょう。
ハロー効果には以下の2つの方向性があります。
ポジティブなハロー効果
ポジティブなハロー効果は人の目立っている特徴によって他の特徴を実際より過大に評価することです。
例えば『営業マンAさん』がいたとします。
彼はスーツの着こなしが、素晴らしく、時計やボールペンなど、小物の隅々まで、気配りが行き届いているビジネスマンです。
この場合『この人は一生懸命仕事をしてくれそうだな』実際の能力に関わらず良い印象を持つのでないでしょうか。
ネガティブなハロー効果
ネガティブなハロー効果は、ある目立った特徴の評価が低いと感じた場合に別の特徴まで過小に評価をしてしまう現象です。
例えば『営業マンBさん』がいたとします。
彼は身につけているものが派手な高級ブランドのギラギラしたものアイテムばかりを身につけいます。
おしゃれではあると思いますが、あなたは決してセンスが良いという印象を持っていません。
ポジティブな場合と同じく、外見に気を遣っていることに違いはないのですが、AさんとBさんが同じ商品を売ってきた場合、あなたは『Aさん』から商品を購入したいと考えるのではないでしょうか?
ハロー効果はあなたの成長に繋がる
ハロー効果を理解したところで、結局、他者から過大評価されること、もしくは過小評価されることはあなたにとって得なことでしょうか?
私はその評価が過大、過小のいずれにせよ、本質的には他者の評価と本人の能力にギャップが生まれる状態は最終的には本人が損をすると考えています。
過大評価はいつかメッキが剥がれるでしょう。
逆に過小評価は、あなたがその評価を覆すまで、余計な労力が発生するでしょう。
ではこのハロー効果は、いずれにしてもあなたにとってメリットのない法則なのでしょうか?
答えは『NO』です。
前述の通り、ポジティブなハロー効果は実際のあなたの能力と、期待する能力のギャップを産みます。
するとあなたはそのギャップを埋めるために、『期待される通りの存在になろう』と努力をするのです。
これこそが、ハロー効果の最大のメリットでしょう。
実際に、この期待と努力の関係性は以下の法則として、実証されています。
ピグマリオン効果
ピグマリオン効果とは、他人から期待を寄せられることで、学業やスポーツの成績、仕事の作業効率などが向上するという現象です。
教育心理学者のロバート・ローゼンタールによって提唱され『ローゼンタール効果』や『教師期待効果』と呼ばれています。
まとめ
ここでは『ハロー効果』について紹介してきました。
ポイントとしては『ポジティブなハロー効果』は一時的に、他人と比較して有利な状況を生み出しでしょう。
しかし、その過大評価に甘えていると、いつかメッキが剥がれます。
実際にはピグマリオン効果に裏付けされる通り、『ギャップを埋めるための努力』をすることがあなたの成長を促す、真のハロー効果のメリットだと言えるでしょう。