どーもぱぶろです。
仕事中に突如掛かって来る勧誘電話。
一回一回は大した時間じゃなくても、何度も掛かって来るとかなりのストレス。
ビジネスマンとしては知らない番号でも取らざるを得ず、勧誘販売の電話だった時の腹ただしさは半端じゃありません。
また80歳を越える私の義理の祖母は、健康食品などを無理やり売りつけられ、実家のタンスに身に覚えのない大量のサプリが、毎月送られているという詐欺まがいの酷い経験もあります。
この様な状況に対して、『特定商取引法』には電話勧誘販売のルールがしっかりと明記されています。
これを破ればもちろん、業者は行政指導を受けることになるので、こちらが法に準じてうまく対応すれば確実に勧誘電話をやめさせることが出来ます。
私自身も何十回と勧誘電話に対応する中で同じ会社からは2度と掛かってこない断り方を身につけましたので、是非、お役立て下さい。
目次
相手の『会社名』と『氏名』を確認する
事業者は、電話勧誘販売を行うときには、勧誘に先立って、消費者に対して以下の事項を告げなければなりません。
1 事業者の氏名(名称)
2 勧誘を行う者の氏名
3 販売しようとする商品(権利、役務)の種類
4 契約の締結について勧誘する目的である旨
これを守っている、勧誘電話は少ないと思います。
しかし行政規則にはしっかりとルールが記載されているので、向こうから名乗らない場合は必ず、『会社名』と『氏名』を確認してください。
この後のステップに必要になってきます。
また感のいい業者なら、この時点で『あっ!この人には適当なことできないな』と言う印象を持たせることができます。
ハッキリと『要らない』と意思表示をする
まずはその商品やサービスを不要であることを明確に伝えてください。
『今、忙しくて時間がない』
『何も言わずに電話を切る』
このような対応は、相手からすれば、まだ見込み客の範疇にあります。
その担当者が電話を諦めたとしても、別の担当者から電話がかかって来ることも多いです。
相手の顧客リストから自分の情報を削除させる事が最善なので、まずは不要の意を明示してください。
『再勧誘の禁止』を伝える
特定商取引法は、事業者が電話勧誘を行った際、契約等を締結しない意思を表示した者に対する勧誘の継続や再勧誘を禁止しています。
この内容で1番重要なのがこの部分です。
相手の企業、氏名を確認し、不要の意思を伝えた上で、
『再勧誘は法律で禁止されているので、この電話番号には2度と電話をしてこないで下さい。』と伝えてください。
また同時に『必ずすぐに顧客リストから削除して下さい』と伝えます。
これだけではリストからは削除しないかもしれませんが、少なくとも顧客情報欄に次の電話をかけない様、登録されるはずです。
向こうも少なからず、自衛のための知識はあるはずなので、『再勧誘の禁止』というワードは通常、理解しており、非常に効果が高いです。
消費者センター、警察に通報すると伝える
上記で法令上は向こうからの電話を防げるはずですが、悪徳な場合、これだけではなかなか自主的な動きを見せないこともあります。
パターンとしては、別の担当者から電話が来て、『知りませんでした』『対応が漏れていました』と言い訳をされることもあります。
その対策として『次の電話が掛かってきた場合、どの様な対応を取るか』伝えておきましょう。
そこで有効なのが、『この通話を録音しているので、次に掛かって来たら、消費者センターと警察に録音内容を通報します』と伝えて置くことです。
録音はハッタリでも良いので企業名と、氏名を名乗らせておけば、相手はもう逃げ道がありません。
この方法で私は、一度掛かって来た迷惑な勧誘から再度電話が掛かって来ることは一切なくなりました。
実際に業者の受ける罰則
上記行政規制に違反した事業者は、業務改善指示(法第22条)や業務停止命令(法第23条)、業務禁止命令(法第23条の2)等の行政処分のほか、罰則の対象となります。
上記の対応でほとんどの場合は解決するはずですが、万が一それでもしつこく電話がある場合は、本当に警察や消費者センターへの通報を実行しましょう。
一件だけの事例で業務停止になるようなことはないですが、仮に他にもその様な報告が多数上がっている場合などは、行政から何かしらの対応がなされる可能性があります。
あえて、遊んでみる
最後に、本論からはずれてしまうのですが、不動産の勧誘等は、時間のあるときに色々聞いていると意外に社会勉強になります。
私も、何度か暇なときに2時間ぐらい掛けて話を聞いたことがあります。
めちゃくちゃ熱く、資産運用について語り合った後に、
私
『いや、けど、買う気は全く無いんで大丈夫です。もう電話しないでください』
業者
『そんな!せっせめてお名前だけでも!』
私
『名乗るほどのものではありません。でわ。』
ガチャ
って感じで、相手に同情してしまうくらいの展開になる事もしばしば。
そんなことをしていると何回目か以降は、『えっ?不動産関係の仕事してました?本当に20代ですよね?』って言われるくらい、不動産運用の知識がつきました。笑
かなり勉強になりました。
すべてが悪い業者と言う訳ではありませんので、実際に資産運用に興味ある人は、ちょっと話を聞いてみるのもおススメです。
まとめ
最後は話が脱線してしまいましたが、向こうも仕事で家族を養っている訳で、すべての企業が悪い訳では無いことも分かります。
少し同情してしまう部分もありますが、やはり冒頭に述べた様に、しつこい勧誘や、詐欺まがいの悪質な企業は許せるものではありません。
個人的はこのご時世に、飛び込みのテレアポ主体の営業でしか、食っていく手段がない時点で可愛そうだなというのが本音。
中には逆ギレしたり、向こうから話の途中で電話切ったりと、自ら企業ブランドを地に落とす様な対応の企業も多く、本末転倒な事態も柄散見されます。
自分自身への勧誘が無くなることが1番ですが、是非広くこの様な対応方が広まって、悪質な電話勧誘という仕組み自体のない世の中になって欲しいなと祈るばかりです。
あなたのこのような記事で助けられた人もいるかもしれませんが、営業を必死でやっている、人間を苦しめている事も、理解して下さい。営業職は、ただでさえ煙たがられるもの、飛び込み営業なんてなおさらです。私の友人は、奥さんと娘2人をと暮らしており、諸事情で派遣で営業をやってましたが、飛び込み先で、あなたの記事にあるような事で逆に攻撃を受け、それ以降、訪問することが、怖くなり契約終了。事実上クビになりました。あなたは人だすけで書いた記事でも、受けとった人が間違った使い方をすれば正義ではありません。。注意書きのようなものをしておけばよいというのも安易すぎる、警察にいくと嘘でもいいからなど単なる脅しではないですか。誰が読むかわからないと言う事を理解した上で、記事にして下さい。営業も大切な仕事です。あなたのふりあげた偽善の拳があなた以外の家庭を危機におとしめる事に気づいて下さい。
貴重かつ、また厳しいご意見をありがとうございます。
私も同じ営業マン(飛び込み・テレアポではありませんが)であります。
『ただでさえ煙たがられる』という点は痛いほど、共感いたします。
またその辛さから、残念ながらその職からリタイアされる方がいらっしゃることも重々承知しております。
その観点から貴殿から頂いたコメントは貴重な反論意見として、今後もこの記事のコメント欄に掲載をすることをお約束いたします。
この記事をご覧いただいた方々が、このような意見も踏まえてどの様な対応をされるか個々の判断に委ねたいと思います。
この記事を掲載した経緯として私自身も会社のや個人の電話に度々の営業電話がかかってきます。
何度断っても毎日電話がかかってくる苦い経験にしびれを切らし、弁護士である友人に相談して得た知識を基にこの記事を公開した次第です。
真っ当に営業をされている方の妨害をする意図でこの記事を掲載した訳ではないことをご理解頂ければ幸いです。
私自身、営業電話一本からお付き合いが始まった経験も持ち合わせており、テレアポが全て有害なものだとは微塵も思っておりません。
立場が違えばご意見の相違があることは当然ですが、こちらの記事を読んだ読者の方が貴殿のコメントを踏まえて、良識のある判断をいただけることを望みます。
また今後の記事作成には色々なお立場の方がいらっしゃることを念頭に執筆して参ります。
貴重なご意見をありがとうございました。
無味無臭さん
貴方方のセールス電話で、どれだけ迷惑している人がいると思います?
夜勤明けで、やっと寝かしつけた赤ん坊、勉強中の学生などなど、数えたらキリがありません。
詭弁を曰わってないで、反省しなさい。
コメントありがとうございます!
セールスの電話を受ける側の都合はお構いなしですからね。。。
うわさんのご苦労お察し致します!!
無味無臭さん
人にはそれぞれ職場や職種への適性というものがございます。
ご友人がクビになったのは残念ですが、その後はいかがでしょうか?
次の就職先は営業職を選ばなかったのではないでしょうか?
あなたがその方のことを本当に思うのでしたら、このような素晴らしい情報発信者の方に因縁をつけるのではなく、ご友人の適性を見極めて、次の職場で輝けるようにご支援なさるのが良いかと思いますよ。
もしあなたが仰る通りのことが行われているのなら、お近くの労働基準監督署へ相談へ行ってください。悪いのはこの発信者ではなく、その企業では?
あなたの詭弁でご友人は幸せにはなりませんよ。
無味無臭さん
他の方も仰られている通り、詭弁です。
私は先物取引の勧誘も経験があり、あなたの友人以上に相手から相当メンタルにやられるような罵詈雑言を浴びました。
ですが、仕方ありません。法に反しているのは自分(及び会社側)と理解しており、割り切っておりました。
法を逸脱する電話するほうが悪いと思います。
その後、遵法の別の営業職につき楽しくやっています。
営業は確かに大切な仕事です。顧客にまず信頼されるところから始まります。
それが、違法なアプローチなら本末転倒ですし、そもそも違法なアプローチを推進する会社側がNGです。
私のようにコンプライアンスのしっかりした企業に就職すれば良いだけの話です。
パブロ様
本記事執筆していただきありがとうございます、大変参考になりました。
我が家の場合、訪問リサイクル業者の勧誘電話がひどく(一度祖母が家に呼んでしまったことが要因かもしれません、その時に嫌な思いをしたらしいです)、何度断っても様々な業者からかかってきています。
また、電話回線をアナログからデジタルにしなければならない、という勧誘電話もあり、こちらは途中から恐喝まがいの内容になったため、しばらく電話に出ることが怖かったです、、、もしまた怖い目にあったら、記事の内容を次回から活用したいと思います。ありがとうございました。
パブロさん大人ですね。
なんか事前に用意されていた応答みたいです。
パブロさん、この記事ありがとうございます。
大変参考になり助かりました。
所詮は世の中の90%の商品やサービスは、宣伝したり勧誘しないと売れないということで、
それをいきなり電話で「どうですか」と言われても、そのセンスのなさで相手から嫌がられるし
忌嫌われます。4年経過し、コロナを挟み電話での営業自体が迷惑な状態にさらになりつつあると
思います。
知らない会社の知らない人から何故自分の携帯に電話が来るのか?
ここだけを考えても塩対応になりますし、可哀そうだから買う人なんているわけもなくて、
ここで云々言うくらいなら、もっと続けられそうな自分に合った仕事を探したらよいのではと。
誰も同情しないですよ。そのうち逆にAIが返答するようになり、電話で営業する意味も10年後には
なくなるでしょうね。とても良いことだと思います。
時代は流れ、淘汰されるものはされるでしょうから。そのうちのひとつが電話営業だと思いました。