アップルウォッチがいらない理由!半年使って分かった使い道の難しさ
  • アップルウォッチの購入を検討している
  • みんなどんな風に使っているの?
  • アップルウォッチって何ができるの?
  • 購入者のリアルな意見が聞きたい

アップルウォッチを使い始めて半年が経過しました。私個人としては購入前には「これがあればあんなことも、こんなことも出来るんじゃないか」と期待していました。ところが実際にはほぼ「時計」以外の用途としては機能していない現状です。

信者と言われるほどではないものの、一通りのアップル製品に囲まれながら生活している私がトップクラスに有効活用出来てきないのがこのアップルウォッチ。

このデバイスに関しては発売当時から数年間ずっと様子を伺い、悩んだ挙げ句「シリーズ4」でようやく購入に至ったのですが、それだけ検討してもやはりしっくりこなかった部分があります。

私自身の使い方が悪いと言われればそれまでですが、この違和感をなんとなく言語化して自分自身の中でも整理をしておきたいと思います。

ここでは「アップルウォッチがあれば、生活が変わるんじゃないか?」「だってアップルだもん!!」と、盲信的にアップルを信じている人。もしくは、「アップルウォッチっていらないよね?え?いらないんだよね?」と疑心暗鬼になって誰かの意見を求めたくなっている人に向けて、私なりの意見をまとめてみたいと思います。

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結論:アップルウォッチだからできことはほぼない

これから書くことは、スペックを把握していれば購入前に誰でも気づく事ではあるのですが、一旦自分の中で「欲しい」と思ってしまうと悪い部分には目を瞑ってしまいがち。普段全然、運動なんてしないのに、「ワークアウト機能があったらスマホなしで、アップルウォッチだけを身につけてランニング出来ちゃうじゃん」とか思ってしまう訳です。

パブロ(汗)パブロ(汗)

いや、俺だけか。。。

そんな方に向けて改めて考えて欲しいことは、スマホ以上の機能はほぼ「アップルウォッチにない」ということ。つまりアップルウォッチで出来る99%のことは、すでにスマホでやっています。むしろ出来ることはスマホの方が格段に多い中で、あえて手首で操作すべき機能はなんなのか?ということを冷静に考えて欲しいと思います。

私の場合は、その「手首で操作すべきこと」がなかったと言うのが結論であり、多くの人にとってもそうなのではないかと思っています。ここからはより具体的に、期待ハズレだった点や使ってみて分かった不便な部分をいくつかピックアップして紹介します。

画面の小ささが致命的に不便

アップルウォッチ

何をするにもまずはやっぱり画面が小さい。シリーズ4以降はベゼル(画面の縁の部分)が狭まり、以前のシリーズより実質的に画面が大型化しているのですが、それでも画面は小さいです。

これじゃ地図アプリなんて見れたもんじゃないし、そもそもホーム画面から目的のアプリを探し出して立ち上げるだけでも結構ストレスがあります。
購入前には、スマホの簡易版としてポケットやカバンからiPhoneを出さなくてもいくつかの処理ができることを期待していました。

しかし実際にはあくまで通知用のデバイスであり、LINEや電話などを含めて、アップルウォッチで何かの対応をすると言うケースはほとんどない様に思います。

パブロ(汗)パブロ(汗)

結局めんどくさくて、通知を確認したらすぐにiPhoneを取り出しちゃうんですよね。

あえていうなら、AirPods(無線イヤホン)の音量の調節くらいはウォッチの操作が便利かもしれません。

アップルに縛られる窮屈さ

次にデバイスの汎用性の低さの問題。こちらも覚悟はしていたものの仕様上「Apple Watch=iPhone」しか許されないと言う制約が生まれます。

つまりアップルウォッチを購入した時点で、誰もが半分、Apple信者とは言わないまでも檀家ぐらいの信仰心は必要になってきます。

さらにややこしいことにウォッチのセルラーモデルを選んだ場合は、大手キャリアしか対応プランがなく、このご時世に及んで格安SIMなどの選択肢すら検討の余地が無くなります。

幸い私の場合は元々、大手キャリア、Wi-Fiモデル、ましてやそこそこのアップル信者なので大きな問題はないですが、それでも世の中にこれだけ格安スマホなんかが登場する中で、常に機能面で頭打ちのハイエンドモデルに高額を払ってiPhoneであり続けることを縛られるのは結構窮屈だったりします。

モバイルスイカ(FeliCa)機能が微妙

私が一番、アップルウォッチに期待していた機能が、モバイルスイカ機能。仕事の都合上、毎日何度も電車を使いますし、最近はコンビニや自販機など、ほぼ全ての決済がモバイルスイカの私にとって、一番影響のある機能になってくると予想していました。

パブロ(汗)パブロ(汗)

しかしここにも実用面で意外な落とし穴が。

アップルウォッチとiPhoneのスイカに関しては別々のスイカを登録しなければならず、同じモバイルスイカを同期することができません。(少なくともWi-Fiモデルはそうだと思うのですが、間違っていたらすみません。)

つまり、スイカをiPhoneとWatchで別々に管理しなければならず、これがまたストレスなんです。

2枚のスイカにそれぞれいくらずつ残高があるかなんて毎回覚えている訳も無く。加えて駅の改札など「入口」「出口」で入退記録は残る場合は、同じカードでなければ決済ができないため、使い分けが非常に複雑になります。そんなこんなで私は結局、すべての決済でこれまで通り使い慣れたスマホのスイカを使用しています。

ごく稀に、スマホをデスクに置き忘れて急に自販機で飲み物が買いたくなった時なんかにウォッチが便利なぐらいです。

パブロ(汗)パブロ(汗)

まあ頑張って、アップルウォッチベースに切り替えてもいいのですが、結局毎回のチャージなんかをあの小さな画面内で行うのは嫌なんですよね。

毎回の充電が相当面倒臭い

これも購入前から想像していた事ではありますが、日々の充電が面倒臭いです。充電端子が特殊なため他のデバイスとは互換性がなく長期の外出の際は、別途専用の充電端子を持ち歩く必要があります。
それでなくても、毎日自宅に帰ったら、「スマホ(私用)」「スマホ(会社用)」「PC」「タブレット」「イヤホン」「ルーター」など只でさえコンセント難民になっているのに、そこにアップルウォッチが入ってくる訳ですから、アナログ時計にはないめんど臭さがあります。

今の所、一泊二日ぐらいであれば充電器なしでもバッテリーが持つのですが、この先、1年、2年と使ってバッテリーが消耗してくることを考えると結構厄介な問題ではないでしょうか。

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アクティビティ(運動)機能って本当に必要?

アップルウォッチ
ここまでアップルウォッチを酷評してきた訳ですが、スマホに代わって唯一、ウォッチに軍配があがるのがヘルスケアやアクティビティ関連機能です。
常時、心拍数を測ってくれているし、運動量を教えてくれる機能は無理矢理にでも毎日通知されるので意外に参考にしてしますのですが結局、そんなに必要か?と言う疑問が残ります。

一部のユーザーには伝わると思うのですが、仕事中にいきなり「シュウィ〜〜ン」って目標活動のクリアを通知されることが日常茶飯事。
大抵の場合、バタバタと慌てて電車に駆け込んで、満員電車で呼吸を整えていたら「シュウィ〜〜ン」って目標達成するんですね。

パブロパブロ

あれ時と場合によっては、結構イライラしちゃいます。笑

アクティビティ機能に関しては、否定ではなく素晴らしいものだと思うのですが、万人に必要な機能ではないと言うことだけは事実として言えるのはではないかと思います。
これからは「パーソナルヘルスケアレコード」などと言って、個人の健康管理やバイタル(生体)情報が重要視される傾向になりますが、日本では規制の兼ね合いで海外で認可されている心電図機能などが使用できません

あくまで万歩計に毛が生えた程度であり、健康管理や生命に直結するようなクリティカルな健康指標をアップルウォッチに求めるには「心電図」や「血圧」「血糖値」などが測れるようになるまで、まだまだ発展途上な印象を受けます。

高級時計に比べたデザイン性の低さ

THE WATCH COMPANY
こちらは好みの問題もありますが発売当初は目新しさもあり、「アップルウォッチすごい!」みたいな雰囲気がありましたが、今となってはスマートウォッチをつけている人も大量生産され、むしろ没個性気味
デザイン自体は悪くないと思っていますし、たまにダサいと言う人もいますが、私自身はむしろかっこいいと思っています。

ただ半年つけてみると期待以上の機能面での活用がない分、重厚感や見た目での高価さがなく、アナログ時計をつけていた時と比べて割と手元が寂しい印象を持っています。

そもそも普段から時計をつけていない層にとってはアップルウォッチがファッションの部分でも良い選択肢になりますが元々、ビジネスマンなど時計にこだわりや、思い入れのある方にとってはアナログに戻ってしまう気持ちにも納得です。

アナログ時計であれば、シーンや気分によって使い分ける事も簡単ですが、一旦アップルウォッチと言う機能重視の別ジャンルを混ぜてしまうと、そもそも着ける目的が違うので、どっちつかずになってしまう気がします。

アップルウォッチってあったらあったで特にやることはないんだけど、無くなるとふとした時に不便だったりするないモノねだりな感じ。。。

こんな人にはアップルウォッチがおすすめ!

  • 普段から運動の習慣がある人
  • 日々の通知機能を重視したい人
  • 現在、お気に入りや拘りの時計がない人
  • スマホからウォッチ主体の操作に移行できる人

ここまでアップルウォッチを貶しておいて、オススメするのかよ!って思うかもしれませんが私の期待や、活用の想定が甘かっただけで、上記の様な方はしっかり使いこなすことができるのではないでしょうか。

またApple製品の中でもウォッチはまだ進化の過程にあり、私自身あと一歩進化すれば、手放せないアイテムになる可能性も十分にあると感じているのも事実です。

パブロパブロ

あえて、物足りない部分にフォーカスして列挙しましたが、検討を重ねて皆さんにとってが後悔のない判断材料の参考になれば幸いです。

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