どーもパブロ(@culionlifehack1)です。
某TV番組の紹介で一気に人気が出て、一時品薄状態となったSONY SRS-WS1に代表される肩掛け型スピーカー。
新しいジャンルであることから、
『ウェアラブルスピーカー』
『ネックスピーカー』
『肩掛けスピーカー』
と人によって呼び方もバラバラです。
何と言っても、イヤホンとスピーカーの特性をいいとこ取りをした特徴で人気を博しました。
認知度でいけば『SONY』が有名ですが、実はネックスピーカーは『BOSE』や『JBL』からも発売されています。
一見同じように見えるスピーカーですが、実は用途が全く異なりますので是非、購入前のチェックしておきたいところ。
ここでは大手メーカー3社の商品について違いを比較をして見たいと思います。
目次
ネックスピーカー各社の特徴を比較すると
図に表した通り、各メーカーで使用できる用途が異なります。
基本的にSONYは映画鑑賞およびゲーム用途。
次にBOSEは音楽鑑賞(スマホなどBluetoothによるオーディオ再生端末)を想定。
最後のJBLがテレビ、音楽の両方に対応した使い方を想定。
ここまで読むと両方使えるJBLがお得じゃないかとなりますが、細かいスペックを見れば一長一短あります。
ここからは、各ブランドの詳細を見ていきましょう。
SONY SRS-WS1の特徴
ソニー SONY ウェアラブルネックスピーカー テレビ/映画/ゲーム用スピーカー 音連動バイブレーション機能付き 2017年モデル SRS-WS1
こちらは完全にテレビ視聴用のデバイス。
Bluetooth機能が付いていないので、スマホやPCからの音源を再生する方法はありません。
しかし、テレビやゲームに特化したからこその良さがこの商品の魅力となっています。
低遅延のためのSONY SRS-WS1
こちらは映像に特化しているだけあって、リップシンク(動画と音声のズレ)を極力抑えるためのSRS-WS1専用送信機が付属しています。
この送信機によって、テレビから音源を飛ばすことで、特にゲームなど音のズレに非常に繊細な活用シーンでストレスなく扱うことができます。
後述する他の2機でもテレビからの出力は可能ですが、音の安定性、低遅延という意味ではこのソニーのSRS-WS1が一番でしょう。
ゲームをする方には最有力候補となる製品コンセプトです。
低音時のバイブレーションで臨場感を演出
さらにSRS-WS1特有の機能がバイブレーション。
低音を感知すると肩でブルブルと振動します。
より臨場感溢れる体験を求める方にはもってこいの機能です。
まさにゲーム用途に特化したソニーならでは。
BOSE SOUNDWEAR (サウンドウェア)COMPANION SPEAKERの特徴
Bose SoundWear Companion speaker ウェアラブルネックスピーカー
こちらは、SONYとは反対にオーディオ専用を想定したデバイスとなります。
通常はBluetooth接続だけとなるので、スマホ、タブレットなどをはじめとする端末が中心となります。
BOSEらしい低音域の表現力は健在ですが、それ以外の機能を比べても他製品に勝るポイントが多いです。
屋外使用を想定した抜群の利便性
SOUNDWEARの特徴は、外でも使える様に考え抜かれた設計です。
まず製品自体が防滴仕様となっています。
雨や汗に強く、外側のカバーは取り外し、洗濯が可能。
さらにこの中では最軽量でありながら、フル充電で12時間の連続使用が可能。
15分の充電で2時間の使用できます。
身体活動を伴う長時間のながら作業にはぴったりです。
さらには、カバーは着せ替えで複数の種類があるのでビジュアル的にも好みの選択ができる。
サイズを調整できるのでフィット感に優れる
自分の首周りにフィットする様、サイズ調節ができます。
本体をぐにゃっと曲げて無段階、フレキシブルにフィットさせることで最軽量の本体とフィット感によって、ほぼ装着によるストレスを感じません。
SiriやGoogleアシスタントが使える
内臓マイクはJBLのスピーカーにもついていますが、音声アシスタントに対応しているのはSOUNDWEARだけです。
Bluetoothトランスミッターを使えばテレビとも接続できる
最後に重要なポイントです。
ここまでSOUNDWEARについて、『オーディオ専用』とい伝えてきましたが、実際には別途『Bluetoothトランスミッター』を使用すれば、テレビなどの映像視聴に対応することができます。
ただし、これはメーカー側が公式に推奨している環境ではないため、使用しているテレビや、トランスミッター、使用環境に依存して性能に大きな差が出ます。
私が体感した限り『リップシンクがひどすぎて使い物にならない』ということはないですが、『若干の違和感がある』『たまに通信が切れて無音になった』などの経験があります。
BOSE SOUNDWEARは単純なスピーカーとしては音質、デバイス自体の使いやすさ自体は個人的に1番好みです。
あくまでオーディオスピーカーとしての用途に限るのであれば、私はこれを選びます。
逆にテレビでの利用が前提にあるのであれば前述のSONYもしくは後述のJBLが選択肢となりえます。
JBL SOUNDGEAR(サウンドギア)の特徴
JBL SoundGear ウェアラブル ネックスピーカー Bluetooth/apt-X対応/31mm径スピーカー4基搭載 ブラック JBLSOUNDGEARBLK 【国内正規品/メーカー1年保証付き】
JBLの『SOUNDGEAR』はSONYとBOSEの両方の良いとこどりをした製品となっています。
つまりBluetooth端末からのオーディオ用途、及びテレビへのBluetooth発信機の取り付けによる映像用途の両方に対応できます。
やっていることはBOSEの項目で紹介したBluetoothトランスミッターの取り付けと同じです。
ただJBLが公式に『専用のトランスミッター』を準備していることが大きな違いです。
SONYはより安定性のある通信を目指し、Bluetoothではなく独自の無線通信方法を取り入れています。
どちらが安定しているかと言われればやはりゲーム用途などではSONYに軍配が上がるでしょう。
Bluetooth接続で心配があるのは、2台同時にペアリングをしたり、周囲に干渉する電波が存在する環境です。
ただ通常の映画鑑賞などであれば、この様な特別な条件を除けば、ほぼ違いは存在しないレベルでJBLも使用が可能です。
現状で最も遅延が起こりにく通信方法を搭載
JBLのSOUND GEARは『aptX LL(Low Latency)』というコーデックで接続されています。
コーデックとは音声データの圧縮方法の様なものですが、このaptX LLはBluetoothのコーデックの中でも、最も低遅延、つまり音を再生する際の遅れが少ないものです。
音圧や臨場感は抜群の4発のスピーカー内臓
音響メーカーとしては一般的にBOSEの方がブランド力が強いでしょう。
しかしこのウェアラブルスピーカーに関しては、音質面でもJBLのSOUNDGEARに分があります。
単純にBOSEでは左右に1機ずつの計2基のスピーカーしか搭載していません。
しかし、JBLでは計4基のスピーカーを内臓しているため360度から聞こえてくる圧倒的な音圧や臨場感があります。
逆にデバイスとしては柔軟性を失うので、BOSEほどのフィット感は望めません。
さらに100gほど重くなるり、フル充電でも最長でも6時間の使用となります。
しかし大概の利用シーンでは6時間でも十分でしょう。
単純に利用範囲の広さと音質で選ぶのであればJBLが一気に最有力候補に踊り出ます。
ネックスピーカーの特徴比較まとめ
それぞれ三者三様のコンセプトに基づいて発売されているウェアラブルスピーカー。
私個人の意見としては、やはりゲーム用途が目的ならSONY『SRS-WS1』がおすすめです。
しかし本当にデバイスとして魅力があるのはBOSE『SOUNDWEAR』です。
軽量、フィットするデザイン、BOSEの音質など全てが好みです。
ただ今回のネックスピーカーに関しては実用性を考えた時に、最も心奪われたのがバランスタイプのJBL『SOUNDWEAR』です。
正直、ネックスピーカーを大音量で聞く機会は少ないでしょう。
また、常に身につけているものでもなく、6時間も連続使用ができれば十分です。
さらにはコストとして、本体単体であれば2万円を切り、BTAモデル(トランスミッター付属)でも2万5千円以内に収まり、『SONY』『BOSE』よりも実質低価格。
これでテレビ、オーディオ機器と一番用途は広ければ、JBLが実質最強のネックスピーカーとなりそうです。
知名度の部分で一番マイナーな商品ですが、今後のオーディオ関連のダークホールとなり得るネックスピーカーのエントリーモデルとしてJBL『SOUND GEAR』を是非、体感してみてください!!
Thanks very nice blog!
Thanks very nice comment.